「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ストーリーの裏に隠された6つの裏話

世界的に話題になっている韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」今回は韓国のコミュニティサイトで話題になっているドラマの中に隠された、6つの裏話についてまとめました(※ネタバレ注意)

日韓人気ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」

via https://www.instagram.com/p/ChBJMl1Lv9x/
日韓だけではなく海外の多くの国でNetflixのランキングに入っている人気作品「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」

自閉スペクトラム症を抱える天才弁護士をメインに扱ったドラマで、1話ごとに色々な境遇に置かれた人の苦しみに寄り添い「多様性」について教えてくれるドラマ♡

制作意図が素晴らしいということで高く評価されているだけではなく、単純にストーリーが面白いという点でも評価されているドラマです♡

今回は韓国のネットコミュニティーで話題になっている「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のストーリーとキャラクターの裏話を6つご紹介します!

※ネタバレが入っているので注意
〜目次〜
❶ウヨンウの好きな「鯨(クジラ)」が意味するのは.....
❷ウヨンウが苦手な「回転扉」が意味するのは.....
❸ウヨンウの口癖「逆さ言葉」が意味するのは.....
❹ウヨンウの親友「ドングラミ」の名前の秘密
❺7.8話の「ソドク洞」は実話だった?
❻9話の「笛吹き男」は実在の人物をモチーフにした??

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ストーリーの裏に隠された6つの裏話

❶ウヨンウの好きな「鯨(クジラ)」が意味するのは.....

via http://www.sportsseoul.com/news/read/1133078?ref=naver
ウヨンウはドラマの中で鯨に対する豆知識を披露するシーンが多く、鯨をこよなく愛するキャラクターですよね♡

なぜウヨンウはそこまで鯨に執着するのでしょうか?

韓国のコミュニティサイトで話題になっている解説によると、「鯨は人間と同じ哺乳類であり、人間と同じように肺呼吸をする。魚などの魚類やエビ、カニなどの甲殻類とは大きく異なりつつ、それでも海の生態系の一員として生きている」
この姿がウヨンウをそのまま表現しているという声が!

障害を抱えながら生きているウヨンウの姿が、海の中で生きる鯨と重なって見えますね^^

❷ウヨンウが苦手な「回転扉」が意味するのは.....

via https://www.instagram.com/p/Cfx23kON1EN/?hl=ja
ウヨンウはドラマの中で何度も「回転扉」を通過するのに失敗しており、回転扉が苦手だということが分かります。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の作家曰く、ウヨンウが苦手な「回転扉」はただの回転扉ではなく、ウヨンウが生きていく中で直面する「社会的苦難を表現している」とインタビューで答えています。

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ドラマの中のシーンと照らし合わせてみると、チェスヨン弁護士はウヨンウが回転扉から出られずにいる姿を目撃し、回転扉を掴み、出れるように手伝ってあげるシーンがあります。

つまり、「ウヨンウにのしかかる社会的苦難に真っ向から向かっていく」という、チェスヨン弁護士の姿勢そのものを描いたシーンということになります^^

実際にチェスヨン弁護士は、ウヨンウが浴びる偏見や差別に対しても、自分の意見をしっかりと主張しウヨンウと共に戦う姿が多く見られます。

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一方でジュノは、一緒に回転扉に入っていく方法をウヨンウに教えてあげましたが、出る方法を教えてあげるシーンはありませんでした。

ウヨンウへ降りかかる差別的視線に関しても、隣で見守ることが多く、一緒に戦うということはしません。
(というよりは自分が介入してもいいのかと悩む姿シーンが多く登場します。)

ウヨンウとの恋愛に関しても、自分の気持ちを優先して突き進んでいいのかと、悩む姿がしばらく続きます。

しかし、9話の最後でウヨンウに気持ちを伝えに行ったシーンで初めて、ウヨンウが出られずに困っている回転扉を停めてあげます。

このシーンが「ウヨンウと共に社会的苦難に突き進んで戦う覚悟ができた」というジュノの気持ちの変化を表しているのではないかという意見も話題になりました!

社会のペースに合わせられず苦しむウヨンウに対する、2人の支え方がまさに回転扉のシーンに現れていますね^^

❸ウヨンウの口癖「逆さ言葉」が意味するのは.....

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ウヨンウは自己紹介をするときに必ず、「キロギ(ガチョウ)、トマト、スイス、インドイン(インド人)、ビョルトンビョル(流れ星)、ウヨンウ」と逆さ言葉を並べます。

1話でウヨンウは自身の名前に対して愚かという意味の「愚(ウ)」と優れているという意味の「優(ウ)」をアイデンティティとして持っていることを告白したシーンがありましたよね。
本を一度読んだだけで内容を覚えてしまう優(ウ)れた才能の一面と、回転扉一つ自分の力で抜け出せない愚(ウ)かな一面。

韓国のコミュニティーサイトでは、そんな相反する、2つの言葉「우(ウ/優,愚)」の間に挟まれた「영(ヨン/ゼロ)」が2つの距離を縮め、ウヨンウのアイデンティティーとしてバランスを保っているのではないかという解説が話題になりました。

そのためウヨンウはバランスを保った「逆さ言葉」に執着するのではないかという解説も出ています。

❹ウヨンウの親友「ドングラミ」の名前の秘密

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ウヨンウの友達の「ドングラミ」はハングルにすると「동그라미(ドングラミ)」であり、동그라미(ドングラミ)は「丸、円、丸いもの」という意味を持つ言葉です。

韓国人の中では普段名前として使うことはあまりなく、珍しいキラキラネームに近い感覚です。

しかし、ウヨンウの親友がドングラミと名付けられた理由に関するスレが、今韓国のコミュニティーサイトで話題!
その理由は、ウヨンウのように「自閉スペクトラム症を抱える人は、幼い頃に非常に”丸”にこだわる」という内容!

自閉スペクトラム症を抱える人にとって「丸」は角がないため、角があるものに対して感じる強迫症を感じることがなく、心が安定するんだそう。

ウヨンウの親友をドングラミと名付けたのも、ウヨンウの心に安定をもたらす存在だからなのでは?と言われています!

❺7.8話の「ソドク洞」は実話だった?

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現実的で緻密なエピソードで高い評価を受けている「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ですが、実は中には実話も交えてストーリーの構成が作られています。

実際に7〜8話のメインストーリーとして扱われた「ソドク洞」のお話は、2008年に提起された第2自由路の道路区域決定処分取消請求訴訟を扱った内容。

自動車専用道路を建設を止めるために、一つの村の住民たちが弁護士と共に裁判で戦ったことが実際にありました。

ドラマと違い現実では、本案訴訟で住民たちが負けてしまいましたが、住民と弁護士の情熱はそのままドラマでも表現されています。

❻9話の「笛吹き男」は実在の人物をモチーフにした??

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9話の「笛吹き男」の回でメインのキャラクターを演じる「パングポン」は日本統治時代の社会運動家兼作家の「バンジョンファン」をモチーフに作られたキャラクターだと言います。

バンジョンファンは「児童文化運動家」であり「子供教育人」でもあり、韓国の「こどもの日創業者」でもあります。

ドラマの中で「パングポン」が自分のことを「子ども解放軍総司令官」と呼んでいましたが、「子どを尊重し、子どもに楽しさと満足を与える」活動は、実際にバンジョンファンが100年前に行ったことなんです。

当時、子どもの人格尊重に対するバンジョンファンの努力が、現代の競争社会の中で霞んでしまっていることを作家が示唆した内容なのではないかと言われています!

見れば見るほど好きになる「ウヨンウ」

via https://www.instagram.com/p/CffZzCyM9vM/
ただ見ているだけでも十分面白いドラマですが、
知れば知るほど、ストーリーやキャラクターの
ディテールにこだわっている作品ということが分かりますTT♡

普段、なんとなく通りすぎてしまう、
社会の中の「他人の苦しみ」や「多様性」について
勉強させられる作品でもありますね^^

これから最終回に向けてのストーリーも楽しみです!

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