異色の舞台が話題のドラマ『産後調理院(산후조리원)』って？

2020年は面白いドラマや話題になったドラマが多かったと言われている韓国！そんな今年が終わる前にtvNからまた一つ話題になるドラマが現れました◎

『産後調理院(산후조리원)』というドラマで、韓国では出産後にほとんどの人が利用すると言われている産後のケア施設が舞台になっています！どんな施設か気になる方は実際にキュレーターが体験した様子がコチラの記事にあるのでご覧ください↓

【会社では最年少役員、産後調理院では最高齢の母親ヒョンジンが、災害のような出産と遭難級の産後調理院適応期を経て調理院の同期と一緒に成長していく産後ノワール】

苦労しながら若くして常務の座を手に入れたキャリアウーマンのオ・ヒョンジン(オム・ジウォン)は難しいと言われながら奇跡的に妊娠します。出産ギリギリまで仕事をするほどキャリアを守りたいヒョンジンが生死を彷徨う出産を終えた後、産後調理院で出会ったのは子供最優先の産母からカースト制度が組まれる世界！そこは母親の名前や年齢、キャリアは関係なし。そこで出会った産母達のお陰で分からなかった「子育て」を学んで行きます。母親として、妻として、女性として葛藤する様子を描いたドラマです！

ドラックストアの「オリーブリー」のMD。常務としてバリバリ仕事をこなしていたが妊娠・出産で以前の自分と変わってしまった姿に戸惑いながら、母親の資格があるのか不安に思っている。

一人目の時に双子を自然分娩、2年間完母で育てた経歴から一目置かれた存在。子供への愛が深く知識も多いので他の母親達の憧れでもあり慕われている。

派手な髪の若い産母。子供優先の他の母親達と違って自分を大事にする産後調理院の異端児。

舞台となる産後調理院の院長。退室時に行われる院長の育児教室を受けたいが為に江南の産母達が集まるカリスマ。

病院や産婦人科が出てくるドラマはあっても産後施設を舞台にしたドラマは初！特定の人しか知れる事のない現場に興味が湧いて見始めるという人が多数！もちろん利用した事ある人は共感する部分も◎

出産経験のある人なら誰もが経験した悩み。それがリアルに表現されています。出産の大変さはもちろん、その後のトラブルや精神状況など自分と重ねて涙する視聴者も！「妊娠・出産は幸せな事という認識があるから産後も幸せに振る舞わなければいけない。こんなに辛いのに。」というメッセージはいろんな人に知って欲しいと思いました！

母親の資格が無いと自分を責め続ける主人公を懸命に支える旦那さん役のユンバク！妻と子供のことを真っ直ぐ大切に考えてる姿に、前女性がこんな旦那さんがいい！と思ったはず♡

乗せられるがままにブランドのベビーカーを買い、そのまま高級車まで買わされそうになる程真っ直ぐすぎる場面も(笑)

産後調理院のお母さん達の楽しみ、毎日3時にくる宅配のお兄さんハッピーマン役のナムユンス！爽やかな笑顔でみんなの心のオアシスです♡

ピアノ青年でピアノを弾く姿にうっとりします♡

重くなりがちなシーンが多めですがギャグ要素たっぷりでおもしろく作られているので見ていてしんどくなりません◎感動しながらも笑いながら見れるのでシリアスな雰囲気が苦手な人も大丈夫です！

中々触れる事の無い産後施設の内部事情！もちろん韓国の全ての施設がこういう訳ではありません！最初は「過剰な程の母乳信者」「ワーキングママは愛情がない」などの極端な育児論に、ドラマで大袈裟だとはいえ「つらすぎる」と思ったりしましたが、全て最終回までにスッキリ消化されます◎そして日本でも韓国でもそういう極端な意見に悩む母親も実際いると思います。そんな母親達の心が軽くなるようなドラマでした！

韓国でも母親だけじゃ無く女性達からの共感・感動の嵐でシーズン2を期待する声も！ぜひ見てみて欲しいドラマです◎出産経験がある人は特に面白いと思います！長いイメージの韓国ドラマには珍しく全8話というのもサクッと見たい人にオススメです◎