【リアル体験レポ】韓国の一般的な引越しスタイル「ポジャンイサ」の様子♪

韓国の引越しスタイルは基本的に「ポジャンイサ(포장이사)」！
ポジャンは包装という意味で、引越し時に一番煩わしい梱包から荷解きまでをやってくれるスタイルです◎

これが基本という事は韓国人は引越し前に荷造りをしない！？梱包してくれるってどこまでしてくれるの？

今回は韓国に住んで5年目で既に3回のポジャンイサを経験したキュレーターが実体験を踏まえた引越しの流れをご紹介します♪

引越し事情が気になる方は「なるほど」と思いながら読んでみて下さい♡


引越し当日までの流れについてはコチラの記事へ↓

ポジャンイサは全て梱包してくれるので事前に荷物を詰めたりする必要はありません◎

ですが万が一紛失・故障という事がないように、貴重品や大切なもの、壊れやすい物は前もって分けておくのがいいと思います！特に貴重品を持ち出すのは必須！

キュレーターは大きめのリュックに貴重品(現金、お祝いでもらった高級品やパスポートなど)をつめ、パソコンなどの電子機器も別で運び出しておきました◎保管は引越しが終わるまで車で！

特に取り扱いに注意して欲しいもの(TVやガラス製品など誰が見ても壊れやすいと思う物以外で)は業者の人に「これ壊れやすいので」と一言言えばいいと思いますが、業者の人も忙しく万が一の事があるので運び出せるものは運び出しておくのがいいかも！見積もりの時に壊れやすい物はどう運ぶか聞いておくのも安心です◎

朝の引越しなら大体8時ごろスタートする引越し業者が多いんじゃないでしょうか？

業者が到着したら早速荷造りスタートです！荷物が通る床にはプラスチック製の通路が張り付けられ、作業員の人は靴にカバーをつけて作業をします◎

荷物は写真のようなプラスチックのボックス、カゴに詰め込まれます！冷蔵庫の中身はクーラーボックスに。ボックスは全て業者の物で繰り返し使われるので段ボールのゴミが出なくていいですね♪

子供用品、特に赤ちゃん用品などは大切に衛生的に扱って欲しいところ！見積もりの時に確認が必要ですが、キュレーターの子供が赤ちゃんの時に頼んだ業者は「赤ちゃんの物は全て新しいビニール袋で二重梱包にしてボックスに入れます」と事前に説明がありました◎

個人的に感動(？)したのがテレビボードや箪笥など中身を出さずに引き出しをテープで固定して運んでいた事です(笑)「横着するなよ」って思う人もいるかもしれませんが私は整理しなくていいのでラッキーと思いました(笑)

梱包した荷物は運び出してトラックに積まれていきます！

ここで韓国引越しの定番サダリチャ(はしご車)が登場です♪窓に横付けしたサダリチャに窓からどんどん荷物を乗せていきます！サダリチャは、はしごの上がレールになっていて、レールについた板一枚の土台に荷物を乗せて上がったり下がったりします◎最初は落ちないのか心配＆不思議で仕方ありませんでした(笑)

サダリチャは別途料金がかかるのでエレベーターを使ってする場合もありますが、建物(アパートやヴィラなど)の許可が要り、建物に使用料を払う必要があるそうです！他の住民の足止めをする可能性もあるので、道が狭くて車が近くまで入り込めないなどの理由がない限りサダリチャを使うケースがほとんどだそう。

荷物の量や家の規模にもよりますが、ここまでの所有時間は大体3〜4時間ほど！朝から始めて午前中に終わる感じです◎

運び出しが終わるとちょうどお昼時間！業者の人たちは昼食を食べて引越し先に移動します！なので昼食・移動時間を見て何時頃到着して作業予定ですと教えてもらうはず◎

昼食の準備はしなくても大丈夫ですが間食は準備しておくのが暗黙のルール！しないといけない事はないですが作業をしてもらってありがとうという気持ちです♪

差し入れの内容は飲み物とパンや個包装のお菓子など作業の合間に食べやすい食べ物を！

キュレーターは水やジュースを500ml人数分×2、缶コーヒー人数分、バナナ一房、午前はサンドウィッチ系、午後は個包装のお菓子系を差し入れました◎もっとたくさん準備する人も、少なく準備する人もいると思います！普通より少し多めに用意した方かもしれません！うちは子供のおもちゃも多く梱包も荷解きも大変そうだなと思い、労いの気持ちを差し入れに込めたつもりです(笑)

移動してきたらまたサダリチャ(はしご車)を使って荷物を運び入れます◎

作業は業者の人が全てしてくれますが、配置の指示を出す為に一人は家に残っていないといけません！合間に指示を出すだけなので結構退屈です(笑)

それぞれ指定した場所で荷解き◎服、食器、冷蔵庫の中身、棚の中身など全て梱包前の状態に合わせてくれます！

部屋や収納の大きさが変わったりして物が収まらない時は収納場所を指示したり、そのまま置いておいてもらい後で自分が整理したり◎

カーテンなども設置してくれます！

体験談として、引越し前の家では乾燥機の水を排出するホースを繋げられずタンクで水を捨ててたんですが、引越し後は排出できるようになり、ホースの設置も勝手にしてくれていました♪とても助かりました！

荷解きが終われば床のプラスチック通路が外され掃除機、拭き掃除、消毒など簡単な掃除をしてくれて終了です！

掃除の内容は業者によって様々で、サービスで全部屋スチーム消毒して仕上げますという業者もあれば簡単な拭き掃除で終わりという所も！少し他よりお高めだけどサービスが充実していて、日常の掃除でも使える消毒剤をプレゼントという業者もありました◎

運び入れから終了までも3〜4時間ほど◎15〜16時には大体終わっているかなという感じです！

キュレーターが一番最近した引越しでは3社に見積もりを出したのですが、3社とも荷物の量の見積もりが違っていました！なので参考になるかも！？

A社…5トン 110万ウォン
B社…6トン 130万ウォン
C社…7.5トン 140万ウォン

と言った感じです◎金額はシーズンや週末、月末などで変動があります。この値段は高いと言われる月末の値段です！
ちなみに5トンは大体4人家族分くらいの量だそうです、、、(3人家族です汗)


さらにこの引越し費用に別途サダリチャ料金が追加されるのですが、業者で階数ごとに決められた値段設定があります！高層になるほど値段も上がります◎

今回11階から2階への引越しだったんですが、業者ごとに値段が違い

A社…27万ウォン
B社…33万ウォン
C社…39万ウォン

でした◎
一番高いC社で11階が21万ウォン、2階が18万ウォンです！サダリチャの値段も値上がりしたんだとか、、、＞＜

引越し前の梱包作業をしなくて済むのはかなりのメリット！

仕事で忙しい方、子供がいて作業に集中できない方などはありのままで引越しの日に挑めます◎

うちは3回とも事前の片付けなしで挑みました(笑)見積もりの時に子供用の細かいおもちゃや物は袋などにまとめておいて下さいと言われたのでその通りにし、他は特に小物類を片付けたりせずでも大丈夫でした♪

家の中の物を勝手に触られる、配置がごちゃごちゃになるのが嫌だという人はポジャンイサは苦痛だと思います＞＜

箪笥など中身そのまま持って行くパターンと、中身を出して運ぶパターンがあったので下着など触られる可能性もあります！しかも業者の方は男の人なので(女の人は台所担当)気になる場合は別で梱包して、引越しが終わるまでは自分で保管しておきましょう！

配置はコチラが指示しますが小物は以前あった場所に近い所に置かれるので、引越し後は「あれどこ行った？」と探し回る事が多いです！小物だけでも指示しやすい様にまとめておくと引越し後が楽です◎

もちろんポジャンイサではなく自分で梱包する一般イサもあります！なので自分にとってストレスの少ない引越しスタイルを選べばいいかなと思います♪

周りの韓国人の友達に聞いてみると

【荷解きした後、整理整頓までしてくれる業者に頼んだ！朝から夜の22時半までかかったけど、子供がいると中々できない引越し後の片付けの負担が無くてよかった◎】

【ポジャンイサで全部してくれるとは言っても荷解きは横にいて一緒に作業する(笑)自分の思ってる以外の配置にされるのが嫌だしちゃんとしてくれてるのか気になるから！】

【冷蔵庫のものを勝手に食べられていた、、、差し入れもしたし、昼食も振る舞おうとしたら断られたのに＞＜】

と、色々体験談を教えてくれました♪冷蔵庫の物を食べられていた人は、それ以降の引越しは見積もり時の印象やクチコミをしっかり検討するようになったとの事！

日本では楽々パックというのが梱包から荷解きまでしてくれるポジャンイサと似たようなシステムのようです◎日本だと丁寧にしてくれそうな予感、、、(笑)満足度も高いです！

韓国の引越しはこんな感じ♪皆さんはポジャンイサ抵抗無しですか？

キュレーターは今の所引越し業者の失敗は無くどこも良くしてくれ満足しています♡

これから韓国で初めての引越しの予定がある方、お隣の国の事情が知りたいという方の参考になればなと思います♪