宮中料理ってどんなもの?韓国の伝統料理を知ろう♡

韓国の伝統料理「宮中料理」は、朝鮮時代の王と王妃が宮中で食べていた食事のことをいいます!宮中料理は現在も韓国で食べられている長い歴史を持った伝統料理で、中にはわたしたちがよく知っている韓国料理も♡今回は、韓国の伝統料理「宮中料理」がどんな料理かを紹介していきます!

【韓国】宮中料理ってどんなもの??

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韓国の伝統料理「宮中料理」は、
朝鮮時代の王と王妃が宮中で食べていた料理で
現代まで続く長い歴史を持った伝統料理です!

韓国の全国各地から献上品として集まった
お肉や海鮮、野菜をつかって作られた
色とりどりで鮮やかな料理で、種類もさまざま!

宮中料理が始まったころの朝鮮時代は
まだ中国から赤唐辛子が伝わっていなかったので、
今や韓国料理のイメージとしてある
赤くて辛い食べ物がないのが宮中料理の特徴です。

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朝鮮時代、王と王妃は一日に5回食事をしていて、
その中でもしっかり食べる朝10時と夕方17時の食事が
宮中料理として現代まで語り継がれています。

この2回の食事は、前菜から始まり
メイン、寄せ鍋、スープがあり
その他に12種類のおかずが並んでいたというから驚き!

今回は実際に王が食べていた宮中料理の中の
代表メニューを紹介していきたいと思います!

【韓国】宮中料理の代表メニューを紹介!〜前菜編〜

九節板(クジョルバン)

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宮中料理の前菜として一番有名な
「九節板(クジョルバン)」。

九節板は前菜の盛り合わせで、
丸い器に8種類のナムルやお肉に加え
真ん中に小麦粉のクレープのようなうすい皮があり
9種類の食材を楽しむことができる前菜です。

真ん中のクレープに好きなナムルやお肉を巻いて
お醤油や酢醤油につけて食べます。

牛乳のお粥

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お粥も前菜として食べられていました。

宮中料理の中で代表的なお粥は
タラク粥という牛乳で作られたお粥。

お粥になるお米はこされているので
お米のつぶつぶ感がなく
どろっとしたスープのようなお粥です。

牛乳、お米、水にちょっと塩をたした
とてもシンプルな味ですが、
一度食べるとおいしくてまた食べたくなります♡

【韓国】宮中料理の代表メニューを紹介!〜寄せ鍋編〜

神仙炉(シンソンロ)

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宮内料理の中でも一位二位を競うくらいの
代表メニュー「神仙炉(シンソンロ)」は
韓国全国からあつまった食材をつかっていて
見た目も鮮やか、食べても賑やかな一人鍋です。

いろいろな食材からダシがでるので
味付けは塩だけのとってもシンプルなお鍋。

出汁まで楽しむことのできる神仙炉は
韓国の宮内料理店で今も楽しむことができます♡

【韓国】宮中料理の代表メニューを紹介!〜特選編〜

プルコギ

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メインとして出された料理の中で
一番有名な宮中料理がプルコギ。

宮内料理の時代にはノビアニといわれていて
プルコギの味に漬けた大きなお肉を
焼肉のように焼いて食べられていました。

現在のプルコギは歴史が浅く、
庶民でも食べられるうすいお肉をつかって
食べたことが始まりと言われています。

甘しょっぱく煮込まれたプルコギは
日本人の口にも合うので食べたことがある人も多いはず♡

ヨンジョユクチム

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「ヨンジョユクチム」は
豚肉のブロックを醤油ベースで煮込んだもので
日本の角煮に似ている宮内料理です。

朝鮮人参、なつめ、銀杏などが一緒に煮込まれていて
日本の角煮より香りも楽しむことができます。

現代の宮中料理のお店では
煮込んだお肉をさらに鉄板で焼くスタイルも登場し
時代とともに少しずつ食べ方も変わってきているようです^^

アワビと牛肉の煮込み

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あわびの醤油煮込みは当時とっても高級品で
王と王妃だけが食べることができたと言われています。

現代もお祝いの席や名節に
韓国の家庭で作られることが多く長い歴史をもった宮内料理です。

家庭ごとに煮込む材料がちがって、
宮中料理のように牛肉も一緒にいれたり、
人参や山芋を入れる家庭もあります!

【韓国】宮中料理の代表メニューを紹介!〜スープ編〜

荏子水湯(イムジャスタン)

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「荏子水湯(イムジャスタン)」は
鷄肉とごまの冷製スープ!

鶏肉からしっかりととった出汁を使って
すっきり食べることのできるイムジャスタン♡

中には鶏肉や肉団子、野菜や麺が入っていて
ボリュームたっぷりのスープです!

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コムタンは「牛の内臓煮込みスープ」ともいわれていて
牛の肉や骨、内臓を長時間煮込んで作る
牛の味が深いシンプルなスープです。

宮廷料理では、決まったスープが2種類だされて
コムタンとわかめスープと決まっていました。

コムタンは食べやすく今でもたくさんのお店があるので
韓国旅行で食べたことがある人もいますよね♡

【韓国】宮中料理の代表メニューを紹介!〜おかず編〜

チャプチェ

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韓国料理の中でも
日本人が必ず知っているチャプチェも
宮中料理からはじまった伝統のある料理なんです!

宮中料理の時代にはまだタンミョン(春雨)はなく
千切りにした野菜を炒めて
とろっとした味噌ベースのスープをかけて
食べていたのがもともとのチャプチェ!

春雨があるチャプチェは
20世紀に入ってからできた料理で
時代とともに姿を変えながら愛されている伝統料理です!

ジョン(チヂミ)

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たくさんの種類があるジョンは
宮中料理でもおかずとして食べられていました。

中でも、牛肉、ニラ、たまごなどを串に刺してつくる
串焼きジョンや、カキのジョンなど
素材のおいしさを生かしたジョンが作られていました。

日本人が想像するお好み焼きのようなチヂミの歴史は浅く
最近できたもので宮中料理にはありませんでした。

宮中トッポッキ

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朝鮮時代からトッポッキがあるなんてびっくり!

でもこの時代はまだ赤唐辛子がなかったので
醤油ベースの甘しょっぱい味付けで
すき焼きに似た味のトッポッキが食べられていました。

鞘腫ベースのトッポッキは今でも
「宮中トッポッキ」と呼ばれていて
たくさんお店があるので
辛い物が苦手な方にはおすすめのトッポッキです♡

宮中料理で韓国の王様気分♡

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知れば知るほど歴史のある韓国料理♡

宮中料理は600年以上の歴史をもつ伝統料理で
今も語り継がれているからすごいですよね!

宮中料理は韓国や日本でも食べられるお店があります^^
宮中料理を食べて、王様気分を味わいたいですね♡

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